「雨あがり」山之口貘

  

 

 

久しぶりに青空文庫の小品を読みました。
作者の山之口貘さんは沖縄出身の詩人だそうです。

朝土砂降りで、午後に雨がからっと上がると、
自分もかなりの確率で傘を家に持って帰るのを忘れます(-_-;)
小学生のミミコちゃんのことを笑うどころではありません。

さらにもっとひどいのは、会社にも自分と同じような人がたくさんいて、
会社の傘立てには置き傘と称して、
みるみるうちにビニール傘で満杯になってしまうことです。
作品の中で中学生の男の子が傘を十数本無くした話が描かれていますが、
果たして自分は十数本で済むでしょうか(^_^;)

外国人に言わせると、ビニール傘というのは、とてもクールなんだそうです。
外国にはビニール傘はないようで、
ヨーロッパなどでは、雨が少ないこともありますが、

傘をさす習慣、特に男性など、がないと聞いたことがあります。
確かに言われてみれば、透明なビニール傘というのは、
落ちて流れる雨粒が透けて見えますし、なかなか面白いもののように思います。

しかし、ビニール傘の出現で、ゴミが増えましたね。
ちょっと風の強い雨の日などには、駅のゴミ箱は折れた傘で一杯になります。
美観という意味では、ビニール傘は一長一短ということになるでしょうか。

ちなみに自分、学校にランドセルを置いてきたことが３回ほどあります(^_^;)
ミミコちゃんのように、他に荷物が多く、思わず忘れてきてしまったという可愛らしいものではなく、
友達とのおしゃべりに夢中になって忘れてしまい、
空身で家に帰ってきたという罪深いものです（笑）


この山之口貘さんの小品、雨上がりの情景と親子の情愛をうまく絡めて、
ほのぼのとした家族の優しさを表した佳作に感じました。


ところで、こちらは、昨日梅雨入りした横浜の日没の風景です。

 

何やら恐ろしいほど夕焼けが光り輝いておりますが(^_^;)
お天気占いでは、このように 夕焼けが異様に綺麗なときには、
空気中に水蒸気が多く含まれているので、雨が降りやすい状態と言われています。
空気中の水蒸気に太陽の光が乱反射して、
夕焼けが綺麗に見えるというわけなんです。

まさに雨がいつ降ってもおかしくない、
梅雨時ならではの夕焼けの風景と言ってよいでしょうね。

 

「雨あがり」山之口貘

http://www.aozora.gr.jp/cards/001693/card56662.html

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よろしかったら、ご参考ください。