【プロレス】12 レフリー ジョー樋口
ちょっと、ここのところ絵画の記事が連続して、
ブログのリズムが単調になっていますので、
リズムを変え、気分転換していただくため、
リズムを変え、気分転換していただくため、
プロレスの記事を(笑)
そして、今回のプロレスの記事は、こちらの人です。
プロレスというのは基本、ベビーフェイス(善玉)とヒール(悪玉)との闘いです。
しかし、ヒールといえども、
リングでの闘いでは悪の限りを尽くすことはできません。
なぜならリングの中にはもうひとり、
闘いの公平をジャッジするレフリーの存在があるからです。
このようにヒールのリミッターとしての役割を果たしているレフリーですが、
もし、万が一、レフリーがいなくなって、
リミッターが外れてしまう状況が起こったら…
リングは悪の封印を解かれたヒールにより
たちまち無法地帯に陥ってしまうことでしょう。
そんな…試合中にレフリーがいなくなるなんてことあるの?
とおっしゃるかもしれませんが、
それがあるんですよ、プロレスには。
いや、ジョー樋口には…というべきなのかもしれません(^_^;)
前に紹介したリック・フレアーが、切れ味が鋭い命乞いとするならば、
ジョー樋口は切れ味の鋭い失神とでも申しましょうか。
まずはこちらの試合をご覧ください。
1分30秒あたりから、
実況アナはさらっと言っていますが、
意識不明って…普通なら大変なことですよ、これは(-.-;)
その後、意識が回復して、
何事もなかったようにレフリーの仕事をしていますが、
試合後、病院に行って精密検査するわけでもなく、
ジョー樋口、毎週1回は意識不明になっています。
次のこちらの試合も、2分20秒あたりから、
まるであたかも流れる水のごとく美しく淀みのない失神ではありませんか(^_^;)
http://www.youtube.com/watch?v=T0bCvADOfF4&feature=related
こんなにきれいにリングから落ちてゆく絵をあまり見たことがありません。
そして、自分が思う、ジョー樋口のベストバウンドはこちらの試合です。
http://www.youtube.com/watch?v=E1NvQmQapGI
6分30秒あたりからの、いつものごとく流れるような失神もさることながら、
両選手リングアウトして、
ジョー樋口が10カウントするその両手の動きが、
まるでオーケストラの指揮者の指揮棒のように
会場内の空気を巻き込み、観衆の熱狂を引き出し、
最後の最後でジャンボ鶴田選手が相手を追い落とし、リングイン。
そして、レフリーのぐるぐる回す華麗なファイナルの指揮さばきで
試合終了の鐘が鳴り響いてフィニッシュ。
鶴田選手王座獲得!
これは何度見ても痺れます(^_^;)
クラシック音楽の指揮者もこれを見て勉強するべきだと思います(笑)
このようなレスラーとレフリーとがリングの中で織りなす
三位一体のコンビネーションが成功してこそ、
プロレスは観衆を熱狂させるエンターテイメントたりえるのです。
そして、最後に、どうでしょう、この画像。
見ようによっては3人によるシンメトリーに調和のとれた
総合芸術かモダン芸術の三位一体の決めポーズに見えなくはないですか。