らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【プロレス】10 狂乱の貴公子 リック・フレアー

 
 


 

プロレスの必殺技には実に様々なものがあります。
例を挙げますと、バックドロップ、アイアンクロー、32文ロケット砲、卍固め
ベアハッグ、アックスボンバー、人間風車シャイニングウィザードなどなど。
いずれも並々ならぬ威力がありそうなものばかりです。

 
では今回紹介する「狂乱の貴公子」の異名をとる
銀髪の伊達男リック・フレアーの必殺技は…というとこちらです。
 


 

命乞いです(笑)

えっ(-.-;)命乞いなんてプロレスの技なの?
とおっしゃるのも無理はありません。

そのからくりはこうです。
試合で相手が勝利を確信し、怒涛のラッシュで攻撃をしかけます。
転がるようにリング隅に追い詰められるリック・フレアー。
そこで最後のとどめを刺そうと、相手が迫ってきた時に、
命乞いが炸裂するのです(^_^;)

あまりもの憐れみを乞う姿に相手レスラーも一瞬躊躇します。
その隙を逃さず、相手の急所に一撃パンチを食らわせ、
倒れたところにすかさず四の字固めなどの寝技で反撃。
これで時間をかせぎ、時間切れ引き分けによりタイトル防衛というわけです(^_^;)

しかし、この狂乱の貴公子リック・フレアー、
この戦法で長い間、チャンピオンベルトを防衛しました。

観客は卑怯なチャンピオンが惨めに負けるのを
一目見ようと会場に押し寄せ、彼のチャンピオン防衛戦はいつも観客が満員でした。

しかし、いつも、すんでのところで、
命乞いが効を奏し、逃げ切ってしまうのです。

日本にも何度も来て、
今は亡きジャンボ鶴田選手と死闘を繰り広げましたが、
鶴田選手も人がいいので(笑)
いつも命乞いに引っかかり、あと一歩のところで勝つことができないのです。





あと、鶴田選手は試合中、リング下で、よくパンツを下ろされていましたね(^_^;)
それでリングに上がれず、リングアウトでチャンピオン獲得ならずですよ。

見ていた当時、自分は小学生くらいでしたが、
リック・フレアーよりもやられた鶴田選手に強い怒りを感じていました。

鶴田、なんで毎回パンツ下ろされているんだよ(-"-;)
って感じで(笑)

というわけで子供の頃は憎っくきチーズ(弱い)チャンピオンだったリック・フレアーですが、
最近になって彼の評価が変わってきました。

なにも、危険な大技を繰り出して力技で勝つよりも、
命乞いで引き分けというのは、
ある意味、体力を使わずケガの少ない安全な戦い方なのではないか。
それで彼が負けるのを見に観客が押し寄せるわけですから、
興行的にも全然OKなわけです。


ところで命乞いって、やっぱり効果あるんでしょうか。
命だけは…と手を合わせると、
どんな相手でも心が和らいでしまうところがあるのか…

実はリック・フレアーの奥さんは、
見るからに気が強そうな金髪美人なのですが、



ひょっとしたら夫婦ゲンカで一方的劣勢に陥り、
夫であるリック・フレアーが命乞いをしたところ、なにげに効果があったので、
ピンと来たのではないか…
と、勝手に想像しております(^_^;)


この記事を読んでおられる既婚男性の方々も、
奥様とケンカして一方的劣勢になった時、
試してみてはいかがでしょう。

効果があるようなら、やはりこれは凄い技ですよ。
だって相手の怒涛の攻撃を現実に止めているわけですから(笑)


こちらの試合の映像で研究して、本番に臨んでみてください。
https://youtu.be/jcSC8cA0JDs
二度ほどキレのいい命乞いをしております(^_^;)

まあ、全体ゆるゆる見ていただければ。
ただし、試合のラストだけはしっかり見てください。
ある意味、衝撃のラストですので(笑)