らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【字余りの歌】53

 
 
 
大風の
去りし いてふの
街路樹の
銀杏(ぎんなん)の実
黄金に散らばりたる




先週初めは台風16号崩れの温帯低気圧の影響で、
首都圏でもそれなりに雨風が強く吹き荒れました。
そしてそのような台風一過の
明くる日の街の様子を詠んだのが今回の歌です。

一応定型的な短歌の形を取ったつもりですが、
最後の部分が大幅な字余りとなっております(汗)

しかし、この大幅な字余りこそが、
たくさんの銀杏(ぎんなん)が道に散らばっている様子を、
よく表している…とは思いませんか。

最初は最後の部分「黄金に散らばる」としていたのですが、
散らばり方が足りないと感じ(^_^;)
「黄金に散らばりたる」と改めたのです。

半分は上手くまとまらなかった言い訳ですけれども、
半分は本当にそう思っています。

銀杏(ぎんなん)というのは皆さん御存知の通り、
独特のかぐわしい匂いがありまして、
それが台風が過ぎ去った直後の生温かい空気と混じり合って、
なんともいえない匂いを辺り一面に醸し出していました。
しかし、これもれっきとした秋の香りですよね。

仕事などの忙しさにかまけているうちに、
いつの間にやら銀杏も実る秋になってしまったんですね。

というわけでブログの背景も、
夏バージョンから秋バージョンに衣替えしました。

いつまでも短パンとTシャツの夏バージョンでは
みっともないですからね。
ただ自分の部屋着は、いまだ短パンとTシャツですけれども(^_^;)ヒマがなくて…