らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【閑話休題】マイケル・ジャクソン「BAD」



 
来たる6月25日はマイケル・ジャクソンの亡くなった日です。
1980年代から1990年代にかけては、マイケル・ジャクソンの全盛期で、
「スリラー」「ビート・イット」「バッド」などマイケルを代表する名曲が目白押しでした。

今回はその中で「BAD(バッド)」を紹介したいと思います。

なぜかといいますと、高校生の時の文化祭でクラスの出し物として、
プロモーションビデオを作ったのがこの作品(汗)

お手本にしたのはこのバージョンの映像です。
https://www.youtube.com/watch?v=HdGvGZQqGw4


ご覧になるとわかるように、この作品、出演者は男性のみですので、
出演者は男子で、デレクターを女子にやってもらいました。

踊ってみるとわかるんですが、
本物は本当に踊りがとびきり上手くて、
実に均整のとれていて、しなやかで柔らかく、かつエネルギッシュで、
真似をするというのは実に至難の業なんです。

で、自分はといいますと、最初最前列のポジションだったのですが、
なんといいますか(^_^;)
踊りのリズムが全体と微妙にズレてて、悪い意味で目につくんです。
というわけでデレクターの指示により最後列に(笑)

それでもビデオで見ると遠目でも目立つんですよ。
あっ、あれ、もぞじゃん。とすぐわかるんです。

デレクター曰わく、ロボットみたいにカクカクしていてぎこちない(笑)

当時は、自分も一生懸命やってるんだと精一杯虚勢を張っていましたが、
今だから言いますが、リズム感が上手く体に伝わりにくい体質なんですよね(^_^;)

で、話は「BAD」に戻りますが、
本物のプロモーションビデオを久しぶりに見ますと、
歌といい、踊りといい、本当にマイケルの絶頂期の曲だなと思います。
端役のダンサーひとりひとり見ても磨き抜かれたダンスのセンスを感じます。

個人的には日の丸の鉢巻きを締めた東洋人が気になりますが、
いいポジションで踊ってますよね、彼。
たぶん日本人ではないのでしょうけれども、ちょっと気になります。


ところで、今回おまけで是非ご覧になっていただきたいのが、
「FAT(ファット)」という作品。
要は「BAD(バッド)」(ワル)を「FAT(ファット)」(デブ)に変えたパロディなんですが、
この作品はマイケル自身がその出来映えを高く評価し、本人公認パロディとなっています。

一度は完全に「BAD」の踊りをコピーした自分だからこそ言えますが(笑)
プロモーションビデオもムダに似せていますし、踊りもなかなか上手い。
そして、なによりも感心するのはそのパロディの歌詞です。

サビの部分、オリジナルは、


お前にはわかってるだろ
俺がワルだってことを
俺が一番のワルだってことを
さぁ 来いよ
それが本当だって一晩中かけて教えてやるぜ
一番のワルが誰かってことを



という感じなのですが、
これをパロディのファット(デブ)にしますと、



お前にはわかってるだろ
俺がデブだってことを
俺が一番のデブだってことを
さぁ 来いよ
それが本当だって一晩中かけて教えてやるぜ
一番のデブが誰かってことを



という感じに、素晴らしいパロディになってしまうんです(笑)

BADとFATは英語のイントネーションも極めて似ていますし、
まさにパロディのお手本のような作品です。
よろしければ是非ご覧になってみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=t2mU6USTBRE

しかしながら、かなり久々に見ますと、
「FAT」はややメッキが剥がれ、さびついた古さを感じますが(笑)
オリジナルの「BAD」は二十数年経った今でも古さを感じず、いきいきと光輝いていています。
マイケル・ジャクソンというのは、
本当に不出世のアーティストだったんだなとつくづく思います。