【漫画】エースをねらえ!
いつぞや記事に掲載したシャラポワ似?の姪っ子のテニスのお話。
年末記事にしそびれましたが、
なんと、所属のテニスクラブの全国大会で、
ベスト16の快挙を成し遂げておりました\(☆o☆)/
これは凄いことらしいです。
ベスト4辺りまで進めば、海外遠征の道も開けるとか。
将来ますます有望なもぞ家の星です。
が、しかし、大会が終わってから、
一種の燃え尽き症候群というのでしょうか、
クラブの練習にも身が入らず、休むこともしばしば。
だらだらと家にいることが多いとか(-.-;)
そこでそんな時こそ、気合いを入れるため、
松岡修造ばりに「エースをねらえ!」全10巻取り揃えて、
大会のご褒美も兼ねて、彼女にプレゼントしました。
年末記事にしそびれましたが、
なんと、所属のテニスクラブの全国大会で、
ベスト16の快挙を成し遂げておりました\(☆o☆)/
これは凄いことらしいです。
ベスト4辺りまで進めば、海外遠征の道も開けるとか。
将来ますます有望なもぞ家の星です。
が、しかし、大会が終わってから、
一種の燃え尽き症候群というのでしょうか、
クラブの練習にも身が入らず、休むこともしばしば。
だらだらと家にいることが多いとか(-.-;)
そこでそんな時こそ、気合いを入れるため、
松岡修造ばりに「エースをねらえ!」全10巻取り揃えて、
大会のご褒美も兼ねて、彼女にプレゼントしました。
以前書いたように「エースをねらえ!」は1970年代に掲載され、
日本に一大テニスブームをもたらした
おそらく日本で最も知られている漫画のひとつです。
で、姪っ子にプレゼントするのはいいんですが、
自分もおおまかに内容は覚えているものの、
話の細かいところ、一体どんなだったかな?とうろ覚えだったので、
この前の帰郷の道すがら全巻通読してみました。
東海道線の普通で帰りましたので、
5時間たっぷり読む時間はあったんです。
ちなみにこれは以前「エースをねらえ!」について書いた記事です。
話の内容等ご存知ない方はご参照下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/no1685j_s_bach/9818426.html
ふむふむと最初から読んでいくと、
岡ひろみのお父さんのセリフで、
「わしゃ軍隊時代剣道三段だったんだよ、かあさん!」
というところがあるんです。
あれ!?岡ひろみのお父さんて軍隊経験者?
これって、いつの時代設定の漫画なんだ?とパラパラとめくると、
どうも1973年頃、主人公らは高校生だったという設定。
つまり主人公達は1955年(昭和30年)頃生まれということになります。
ということは!?
げっ、お蝶夫人、今現在、もうそろそろ還暦(-.-;)
さぞかし美しい貴婦人になっていることでしょう(^_^;)
もしくはデビ夫人みたいになっているかも。
ということは宗方コーチは生きていれば、古稀(70歳)あたりか(-.-;)
とんでもない頑固ジジイになってそうだな…
それはさておき、何十年かぶりに全編読み直しましたが、
やっぱり素晴らしい作品ですよ。
テーマに普遍性があります。
ぜひ宝塚で舞台化すべきです(^_^;)
青春時代の、物事に一心に打ち込む美しさと素晴らしさ。
出会いの素晴らしさ、他人の妬み嫉(そね)みに対し、
どうやって向き合えばよいのか。などなど。
青春のエッセンスが詰まっております。
そして何よりも、テニスで、相手が最も返すことができない
最高のウイングショットが、魔球でも、想定外のトリッキーな球でもない。
一見何でもない何げないただの無心に打った球という設定が素晴らしい。
魔球やトリッキーな球なんていうのは、
いわゆる相手を惑わし、目眩(めくら)ますフェイントに過ぎません。
フェイントというものは、そのからくりがわかれば、
いずれ破られる運命にあります。
しかし、何ともない何げない無心に打った球というのは、
自己の心体技がしっかりと確立しさえすれば、
並大抵のことで打ち破られることのないものです。
同じ例えは、芸術などでもできます。
一見エキセントリックで人目を引く、テクニカルで刺激な表現というのは、
その目新しさから周囲の注目を引き、人気を集めますが、
その目新しさのからくりが明らかになってしまうと
潮が引くように、さっと人は去ってゆくものです。
いつまでも人々の心に残るのは、奇をてらう刺激的でトリッキーなものでなく、
何気ない当たり前の、一見ありきたりの対象を当たり前に語ったもの。
しかし、そこにはハッとするような驚きが詰まっており、
なぜそれに気がつかなかったんだろうと意表をつかれるものです。
それが、自分が「エースをねらえ!」で最も強く感じる普遍性というわけです。
ですから自分の表現すべき道を迷っている人は
「エースをねらえ!」を読んで、
主人公岡ひろみと一緒に宗方コーチにしごかれるとよいかもしれません(^_^;)
全編は宗方コーチ編とその死後の編に大きく分かれます。
宗方コーチ編は文句のつけようのない名作です。
死後編も悪くはない。
が、登場人物が増えてきて、話がやや広がりすぎているきらいがある。
例えていうなら、味噌汁にいろいろたくさん具を入れすぎて、
本来の味噌汁の味自体の印象が薄まってしまっているといいますか。
個々の素材はそれぞれ素晴らしくとも、
素材同士がごちゃごちゃして
今ひとつ良さを引き立て合っていないといいますか、
そんな感じがします。
ところで、「エースをねらえ!」をプレゼントされた姪っ子、
すぐさま何かに取り憑かれたように、
黙々と読み始めました。
これが彼女のテニスの新たな目覚めに繋がってくれればよいのですが。
祈るような思いです。
逆にお蝶夫人のファッションとか髪型とか、
全く予期しない方向に目覚める可能性もあります(^_^;)
なにせ年頃になりつつある女の子ですからね。
例えていうなら、味噌汁にいろいろたくさん具を入れすぎて、
本来の味噌汁の味自体の印象が薄まってしまっているといいますか。
個々の素材はそれぞれ素晴らしくとも、
素材同士がごちゃごちゃして
今ひとつ良さを引き立て合っていないといいますか、
そんな感じがします。
ところで、「エースをねらえ!」をプレゼントされた姪っ子、
すぐさま何かに取り憑かれたように、
黙々と読み始めました。
これが彼女のテニスの新たな目覚めに繋がってくれればよいのですが。
祈るような思いです。
逆にお蝶夫人のファッションとか髪型とか、
全く予期しない方向に目覚める可能性もあります(^_^;)
なにせ年頃になりつつある女の子ですからね。