らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【1月総括】

 
長い長い1月もやっと終わりました。
正月2日に父が亡くなって、
まだ1ヵ月しか経っていないとはとても思えない、
もう数ヵ月が経ってしまったような…そんな気がします。
葬式は終わったものの、いろいろとやらなければならないことも多く、
四十九日の法要までは落ち着けない日々が続きそうです。

ただおかげさまで父の死により、
水面に生じた波紋は次第に収まり、
静かな平らかな水面に戻りつつあります。

皆様の有形無形のお心遣い本当にありがとうございました。


さて1月の読書ですが、
葬式後も何度か郷里の名古屋を行き来しましたので、
その道すがら、いろいろ本を読んだり、思索することが意外とできました。

1月読んだ作品は、
・「笠地蔵」民間伝承
・「ことばはやさしく美しくひびきよく…」サトウハチロー
・「共喰い」田中慎弥
・「快走」岡本かの子
・「二流の人」坂口安吾
の5作品でした。

「笠地蔵」は、皆さんが知っている結末とは異なる物語を紹介しましたが、
いかがだったでしょうか。
自分的には紹介した、こちらの方が、
内容的にも深く、テーマに永遠性があり、
オリジナルの物語に近いような気もします。

「ことばはやさしく美しくひびきよく…」はサトウハチローさんの詩ですが、
自分がブログで文章を綴る際、常に心に刻むべき言葉が語られています。

「共喰い」は芥川賞受賞の際に物議を醸した田中慎弥さんの作品で、
葬式後、改めて名古屋に出向く用事の道中で読んだ作品ですが、
読んでいて、ふと、父との思い出と重なるところがあり、
そのエピソードをメインに記事を書きました。

「快走」は今年のセンター試験の小説で出題されたものですが、
このようなひょんなことで出会った縁の作品や作家というものを、
これからも大切にしてゆきたいと思っています。

「二流の人」は今年の大河ドラマの主人公黒田官兵衛を主人公にした作品でしたが、
坂口安吾らしい独特の切れ味の評論は、少々クセがあるものの大変情熱的で、
読んでいて思わず引き込まれる魅力があります。
彼の歴史ものはこれからも記事にしたいと思っています。

皆さんはどの作品が心に残られましたでしょうか。

その他の記事としては、ソチオリンピックが近日行われることから、
冬期オリンピックで、自分の心に特に深く残った
アルベールビルオリンピックの伊藤みどりさんのフィギュアスケート
長野オリンピックの男子ジャンプ団体について取り上げました。

夏季冬期を通じても、いずれもオリンピック史上に残る素晴らしい名勝負ですので、
ぜひ数日後に控えたオリンピックに向けて
テンションを高めていっていただければと思います。


2月は四十九日の法要もあり、やや忙しい日が続きますが、
こつこつと記事を書いてゆきたいと思っています。
テーマは行き当たりばったりのところがありますけれども。

なお、巷ではインフルエンザが大流行しており、
自分の会社でも老若男女問わず何人も会社を欠勤しています。
みなさまも何とぞご無理をなさいませぬよう
どうぞ健やかにお過ごしください。