らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【閑話休題】第1回忘年会

 

先週末、今年はじめての忘年会がありました。
これから何度か忘年会に出ることになりそうなんですが、
今回は、前に部署が同じだった人達と。

都合で少し遅れて着いたのですが、
会場の居酒屋は、もうほぼ全員出揃っており、
既に飲み食いが始まっておりました。

自分は、目上の40~50代の男女混合の先輩方のテーブルに座ることに。
いずれもよく見知った方々で、皆さん、自分の姿を見ると、
「おー、もぞくん遅いぞ。こっち、こっち。」
と手招きして迎え入れてくれました。

忘年会といっても何か特別なことをするわけではなく、
いわゆる飲み食いしながらの雑談です。

取り留めもなく色々な雑談を交わしたのですが、
その中で特に盛り上がったのが、
男からみて男らしい男、女からみて男らしい男は誰か?
というお喋りです。

やっぱり男女では男らしいという基準が違うんですよね。
おおまかに言うと、男性は硬骨漢っぽい男性に憧れをもち、
女性は甘い雰囲気の男性に惹かれる傾向にあるようです。

中でも面白かったのが、50代独身女性Sさんが、
若い頃、近藤正臣が好きだったという話をしたことで、
えっ、あのおとなしいお淑やかなSさんが?!
と、ちょっと意外で驚いてしまいました。

Sさんが夢中になっていた頃の近藤正臣はたぶんこれです。
http://www.youtube.com/watch?v=ZpKvluiFUPc
なんといいますか(^_^;)
今では見られない独特のキャラですよね。
キザな奴というところでしょうか。
こういうタイプが昔はモテたんでしょうか(^^;)
でも最近、キザなキャラって本当に聞かなくなりました。
絶滅してしまったのかもしれません。
というか、当時も、他にこんな人いたんでしょうか。
まさかSさん、この手のタイプを追い求めて、結婚を果たせなかったんじゃ(-.-;)

で、自分は、ひととおり先輩方の話をふんふんと聞いていたのですが、
いきなり1人の先輩が自分に、
「もぞくんの世代だと、どういう男が男らしいと思うの?
例えば、こうなりたい憧れみたいな男は?」
と話を振ってきました。

この話題、以前ブログでしましたよね

 
そこで満を持して、
「そうですね、天知茂さんとか憧れますね。
どこかニヒルで、眉間のしわがカッコいいじゃないですか。」

と、言った瞬間、みんな、ポカーンとした顔で自分をみつめ、
なぜか、座が波を打ったようにしーんと静まり返ってしまいました。

そして、次の瞬間、爆発的な大爆笑の渦が(^_^;)
それも、他のテーブルのお客さんが思わずこちらを振り向いてしまうほどの(^_^;)

「アッハッハッハwww、それはない、それは有り得ない、眉間のしわは有り得ないww」

「いくらもぞくんの頼みでもそれは絶対認められない(笑)(笑)」

「み、み、眉間のしわが憧れ(笑)苦しい~もうやめて~」

思わぬ展開にうろたえる自分(^_^;)

この話をブログでした時は、皆さん温かく話を聞いてくださって、
「眉間のしわ(笑)」
なんてコメントひとつも無かったじゃないですか(^^;)

そこで、自分が「えっ…眉間のしわ…」と言いかけると、

「あっひゃっひゃっひゃ、お願い、お願いします。
もう眉間のしわって言わないでください。もう腹が痛い。」
と先輩は涙を流しながら自分に訴えるんです(-.-;)

正直、いまだになぜ眉間のしわが、
そんなにウケたのか、よくわからないんですよ(・_・;)
なにかツボにはまっちゃったんでしょうか。
 
 
 
しかし、その後なんとか事態は沈静化し、
そんなこんなで飲み直しとなり、
今度は最近どんな本を読んでいるのかという話になりました。

そこで出たのが「永遠の0(ゼロ)」という作品の話。
そう、最近話題の作品で、映画も近日公開予定の
ゼロ戦に乗った特攻隊員の物語です。



 
そこで先輩が言うには、
「この小説の主人公さ、実は俺、もぞくんをイメージしながら読んでたんだよね。
どこかもぞくんに似てるんだよ、飄々(ひょうひょう)としたところとかさ。」

別の女性の先輩も、
「あっ、実は私も私も。もぞくんをイメージして読んでた。なんか感じがねえ。」
と言うではありませんか。

そして、
「映画の主人公がV6の岡田くんに決まった時は、
え~、岡田くんじゃないだろう~と思ったよ。俺のイメージだとね。
まだ読んでないならぜひ読んでみなよ。」
と勧めてくれました。

自分、この作品の存在は知ってはいたのですが、
いわゆる素通り状態で、この忘年会がなければ、小説も映画もスルーしていたことでしょう。
でも主人公が、自分に似ていると言われれば、ちょっと気になりますし、
そんなこんなで年末、先輩に本を貸していただくことになりました。

人も作品も縁ですね。
そして、読む以上、いずれブログの記事にも書いてみたいと思っています。
来年になると思いますけれども。


というわけで、このように、なかなか滋味深い第1回忘年会となったのでありました。