らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【父の病】5


6月16日に父が倒れて、早いもので2ケ月が経とうとしています。
入院中の父の見舞い及び諸々の用事を兼ねた帰省は、
もう今回で4回目になりました。

父は、と申しますと、
相変わらず意思疎通のようなものはできないものの、
70代になったばかりというのは、まだ肉体の生命力が残っているんでしょうね。
自力で、ベッドから体を起こせるほど、体力が回復しました。

また、お粥やゼリーのようなものを、口から摂取することもできるようになりました。
食べ物が喉を通るということは、痰などの詰まりも、自分でコントロールできるため、
将来的に自宅で介護ということになっても、
介護者の仕事はかなり楽になるようです。

意思疎通の見込みはなく、肉体の機能だけが戻りつつある状態なので、
良かった良かったと、手放しで喜べるわけではないのですが、
トータルで考えれば、まあ悪いことではありません。

その他、懸案だった父の資産やら保険、税金、債権債務などの管理についても目星がつき、
なんとか、ひと山越えたようだと、家族でホッとしているところです。


というわけで、今回の自分の主な仕事は、
父のやっていた畑を片付けることでした。

農家から50坪くらいお借りて、結構いろいろ作ってまして、
父自作のビニールハウスまであったんですが、
もう父が畑をできる可能性はありませんし、
他に引き継ぐ者もいないので、
原状回復して、所有者に返すことにしたのです。

このビニールハウスの撤去が、なかなか難儀で、
母と弟と3人で、3時間くらいかかってしまいました。
結構汗だくでした(-.-;)

かなり頑強に作られており、
骨組みを覆っているビニールをはぎとるだけでも、ひと苦労なのでした。

画像はビニールハウス撤去後の畑です。
土の部分がその跡地ですね。





 
それと前回の7月に行った時は、まだ雑草も生えておらず、
畑!って感じだったのですが、
1ヶ月あまりでこんなに雑草が…
雑草の生命力って凄いです。

ちなみに画像奥に、ちらっと写っているのは、
ウチの母です。





そして最後に収穫したスイカ
素人が作ったにしては、大きくて立派だと思いません?



ちなみに果肉は黄色でした。
なかなか美味でしたよ。



そして最後に問題。
これは一体何でしょう。




バナナ?ウリ?

答えは収穫期を大きくオーバーして巨大化したキュウリでした(^_^;)


それにしても、
父の面影が残る畑、夏の匂いのする青い田んぼ、白い入道雲
歌を詠む材料は揃っているのに、なかなか詠めない。


やはり、なにげに、まだまだ歌心の浮かぶ、
心の余裕がないのかもしれませんね。




ビニールの
骨組みから見ゆ
夏の空


もぞ