【字余りのうた】４９ スカイツリー二題
金のリングを
いただけり
昨日首都圏では金環日食が見られました。
いつものように朝早く起きて備えていたのですが、
なんと６時頃空が黒雲に閉ざされて、大雨が(-.-;)
こりゃダメだと思って、テレビを見ていると、
スカイツリー周辺の東京は晴れているんですよね。
一分の望みをつないで７時すぎに、バルコニーに出て待ち構えていると、
大雨は止んで薄曇りの空に。
太陽が見えそうで見えない微妙な雲がかかっていましたが、
ある瞬間だけ薄い薄い雲の向こう側から見えました！
まさに空に浮かぶ金のリングそのもの。
見えた瞬間、自分の住んでいるマンションは大通りに面しており、
その時間は、たくさんの通勤通学の人々が歩いているのですが、
皆一斉に足を止め、太陽の方を見上げ、
半分くらいの人がメガネを着用したのには、ちょっと笑いました。
写真は撮れなかったのですが、
自分が見たものに最も近い画像をお借りしてきました。
自分、専用メガネを購入していなかったので、
小刻ちら見戦法と小刻みまばたき戦法でチラチラと見ていましたが、
なんというんでしょう…金環日食のからくりはわかっていても、神秘的なんですよね。
わずかの間でしたが、金環日食、しっかりと見ることができました。
ある種、その神々しい姿は、今もまぶたの裏にしっかりと焼き付いています。
日食を直視して目が焼けたという意味ではありません(^^;)
そういえば、今日はスカイツリーデビューの日だそうで。
東京はあいにくの本降りの雨となってしまいましたが、
天気のいい日なら横浜のオフィスからも、スカイツリー見えるんですよ。
東の方向に、ぼやっと土筆（つくし）みたいな感じで見えるんです。
自分の在籍している席は壁の二面が大きな窓になっていて、
一面からスカイツリー、もう一面から富士山が見えるんです。
あくまでも天気が良い時ですけれども。
そこで一句
首凝りて
右にひねれば
富士の山
左にひねれば
スカイツリー見ゆ
おそまつさまでした。
