らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【閑話休題】「春の大嵐」検証 北風と太陽



一昨日から昨日にかけて、日本列島は春の嵐が吹き抜けて、あちこちで大変な暴風雨が吹き荒れました。

横浜は西日本や北海道に比べればたいしたことなかったのですが、
それでも風速20メートルほどのちょっとした台風並みの風でした。
オフィスの入っているビルも、あまりの強風のため、なにか微妙に揺れているような…
同じセクションの女性は「今揺れてる、揺れてる」とちょっとした騒ぎでした。

しかし、幸か不幸かその日は夜23時くらいまで残業で、
オフィスから出る時には雨もすっかり上がり、
お月様も拝むことができるほど、夜空もすっかり晴れ上がっていました。

ラッキーと思いながら、スーツの上着とコートをはおって、帰路を急いでおりますと、
突然の暴風がいきなり真正面から。
そこから一歩も前に進むことができなくなってしまいました。

のみならず、あまりの風の強さに、はおっていたコートやスーツの上着があっという間に剥がされ、
かろうじて手で、裾のところを掴んで、飛んでゆくのをとめるのが精一杯の状態に。
しかし、いかな暴風でも、さすがにボタンで留めているシャツや、
頭からすっぽりかぶるフィットした下着を剥がすのは難しい。

ただ、ボタンを留めていなかったり、下着を着ていなかったら、
上半身すべて剥がされ、上半身裸でネクタイだけという最悪な状況もあり得たと思われます(^_^;)

まあ下半身は大丈夫だと思いますけどね。


そこでイソップ寓話の「北風と太陽」ですよ。

子供の頃から、北風のやり方には無理があるんじゃないかと冷ややかな目で見ていましたが、
風で、服が剥がされて全裸。
十分あり得ます。
今回確信しました。

ましてイソップは紀元前のギリシアの人。
古代ギリシャ人て服装、ゆるやかに大きな布を巻いてるだけで、
しっかりしたベルトで、はおっている布を留めているわけじゃないじゃないですか。

北風も、旅人の上体を起こしてから、上からでなく下から吹き付けるようにすれば、
太陽に勝利、十分あったと思います。


というわけで、皆さん今後の参考にしていだだければと思います。