【字余りのうた】４２ 笑福

正月七日に今年の心構えを詠む



「笑福」



ワハハとわらうと

こころのふくろが
ひろがって

そのすきまに
おいしいものや
たのしいものや
うつくしいものを

たくさん
つめこむことが
できる


カッカとおこったり
クシュンとへこむと

こころのふくろが
しぼんでしまって

せっかく
なかにはいっていた

おいしいものや
たのしいものや
うつくしいものが

みんなこぼれて
なくなつてしまう


だから

ことしは

たくさん
おおいにわらって

おいしいものや
たのしいものや
うつくしいものを

ありったけ
つめこもうとおもう




え～と、今年の初詩作してみました。

年が改まったからといって、詩の技術が一気に向上するわけではありませんで(^_^;)、
やはり地道に物事を感じたり、書いてみたりと、こつこつとした活動が必要なのであります。

まあ、気持ちだけ汲み取っていただけたらと(^_^;)昨年も同じようなことをずっと言ってましたが…

最初和歌か俳句にしようと思ったのですが、どうしても収まりきらず、口語自由詩にしました。

でも自由詩って自分的にはなかなか難しいですね(-.-;)


まず自分でリズムを作るのが難しい。
短歌などは最初から五七五七七の定型的なテンポを与えられていますけれども、

自由詩は自分でテンポを作らねばなりません。

あと自由詩は長々と詠んでいる間に、思いが過ぎるとナルシストっぽくなってしまうし、
かといって思いを込めないと淡々としすぎて抑揚がなくなってしまいますし。

そのぎりぎりのところっていうのが、一番心地よく落ち着くんでしょうけれどもね。


さて、本日正月七日をもって、昨年の総括及びお正月関連の記事はおしまいです。

今年も大いに笑っていただける記事を目指して頑張ります。

そして皆さんも、笑って広がった袋の中に、ご自身のお気に入りの
おいしいものや
たのしいものや
うつくしいものを
どうぞ目一杯つめこんでみてください(^^)