【閑話休題】クリスマスのお話四編
皆様に
Happy & Merry Christmas!です(^^)
今日はクリスマスらしい?話でお楽しみください。
その1「破戒僧」
子供の頃、父の実家で住職をしている伯父が、楽しそうに言った。
「もぞくん、メリークリスマス!」
寺の本堂には、それはそれは立派なクリスマスツリーが飾ってあった。
その2「トナカイになりたかった男」
先日の忘年会で、会社の人が嬉しそうに、
Happy & Merry Christmas!です(^^)
今日はクリスマスらしい?話でお楽しみください。
その1「破戒僧」
子供の頃、父の実家で住職をしている伯父が、楽しそうに言った。
「もぞくん、メリークリスマス!」
寺の本堂には、それはそれは立派なクリスマスツリーが飾ってあった。
その2「トナカイになりたかった男」
先日の忘年会で、会社の人が嬉しそうに、
行きつけのキャバクラのクリスマスのイベントについて話していた。
なんでもクリスマス当日、店の女の子は全員サンタクロースの格好をするらしい。
そして客の希望者には、トナカイの着ぐるみを貸してくれるとのこと。
キャバ嬢のサンタクロースが鞭打つそりをひく
トナカイの行き着く先は、極楽か、はたまた無間地獄か。
その3「サンタの素顔を見てしまった男」
大学生の頃、アポなし突撃の番組が流行っていた。
それに便乗し、友人が憧れの先輩の女性のアパートに、
なんでもクリスマス当日、店の女の子は全員サンタクロースの格好をするらしい。
そして客の希望者には、トナカイの着ぐるみを貸してくれるとのこと。
キャバ嬢のサンタクロースが鞭打つそりをひく
トナカイの行き着く先は、極楽か、はたまた無間地獄か。
その3「サンタの素顔を見てしまった男」
大学生の頃、アポなし突撃の番組が流行っていた。
それに便乗し、友人が憧れの先輩の女性のアパートに、
アポなしでクリスマスプレゼントを届けるのにつきあわされた。
いつもばっちりオシャレとメイクをきめた彼女は、友人憧れの女性だったのだ。
行きの車の中で、友人は
「先輩は俺にとって、幸せを運んできてくれるサンタクロースみたいな人だよ」
と、のろけまくっていた。
アパートのチャイムを鳴らすと、
いつもばっちりオシャレとメイクをきめた彼女は、友人憧れの女性だったのだ。
行きの車の中で、友人は
「先輩は俺にとって、幸せを運んできてくれるサンタクロースみたいな人だよ」
と、のろけまくっていた。
アパートのチャイムを鳴らすと、
中から、明らかに寝起きの、ノーメイクでジャージ姿の先輩らしき女性が現れた。
「あ~、クリスマスプレゼント持ってきてくれたの。
ありがとう。
ずっと風邪で寝てて…じゃあまたね」
バタンとドアはむげなく閉じられ、二人は帰路についた。
帰りの車の中で、友人は
「あんな素顔だったなんて…あんな素顔だったなんて…」
と、うわごとのようにいつまでもつぶやいていた。
その4「サンタの正体を暴露した男」
クリスマスも近くなったある日、弟がサンタクロースにプレゼントのお願いの手紙を書いていた。
そこに兄がやってきて言った。
「知ってるか?サンタクロースって本当は居ないんだぜ」
「そんなのウソだ。サンタさんはいるよ!」
「いないよ~、プレゼントはお父さんとお母さんが買ってきてるんだよ~」
「え~っ!?」
「そんな世界中の子供に一晩でプレゼント配れるわけないじゃ~~ん♪」
放心状態の弟を置いて、兄は外に遊びに行ってしまった。
弟よ、すまぬ。
兄はお前の夢を奪った罪を背負い、異郷の地で、闇の住人として生き長らえています。
ありがとう。
ずっと風邪で寝てて…じゃあまたね」
バタンとドアはむげなく閉じられ、二人は帰路についた。
帰りの車の中で、友人は
「あんな素顔だったなんて…あんな素顔だったなんて…」
と、うわごとのようにいつまでもつぶやいていた。
その4「サンタの正体を暴露した男」
クリスマスも近くなったある日、弟がサンタクロースにプレゼントのお願いの手紙を書いていた。
そこに兄がやってきて言った。
「知ってるか?サンタクロースって本当は居ないんだぜ」
「そんなのウソだ。サンタさんはいるよ!」
「いないよ~、プレゼントはお父さんとお母さんが買ってきてるんだよ~」
「え~っ!?」
「そんな世界中の子供に一晩でプレゼント配れるわけないじゃ~~ん♪」
放心状態の弟を置いて、兄は外に遊びに行ってしまった。
弟よ、すまぬ。
兄はお前の夢を奪った罪を背負い、異郷の地で、闇の住人として生き長らえています。