2011-10-20 【絵画】「積みわら」モネ 絵画・美術 今回はクロード・モネの「積みわら」収穫後の畑に積まれた干し草の山を描いた一連の絵画の総称をいい、モネは二十数点の作品を残しているそうです。同じ主題を、異なる時間、 季節、天候、それぞれの光の下で描き分けているそうで、自分も日の出の画像などはいつも同じ場所から撮っていますが、景色の表情の違いに驚くことがあります。でも「積みわら」で共通して言えるのは、モネが描く光は柔らかく優しい。レンブラントの描くような一直線のスポットライトのような光とは異なり、穏やかな暖かさようなものを感じます。実は、自分、岡山県倉敷市の大原美術館でモネの「積みわら」を見たことがあります。飾ってあったのは、積みわらの下で女の子がたたずんでいる構図のものです。枯れた藁の匂いに秋の風の匂いが混じり合って、見ていてゆったりとした気持ちになれます。日本の積みわらの風景と比べると、湿り気のないカラッとした空気で、日差しが明るい印象を受けますね。 しかし今自分が住んでる辺りは田圃が全くないので、ちょっとばかり懐かしさを感じる風景でもあります。