らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【字余りのうた】34 情

 
「今回の諸々のアクシデントを思いて詠む」



傷負うて
情(なさけ)しみ入る
我が身かな


もぞ


今回のブログ騒動でもそうですが、
この間の少々長引いた喉風邪についても、
皆さんから温かい声をかけていただいて大変感謝しています。
普段から感謝しているつもりなんですけど、
健康で何も不安がない時って、知らず知らず人間って人の情に鈍くなっているんですよね。
でも健康を損なっている時やがっくりきている時、落ち込んでいる時に
かけられる人の情は本当に心にしみ入ります。

聖書の有名な言葉に
「悲しむ者は幸いである。その人は慰められるであろう」
というのがあります。

パッと読んだだけでは意味が読み取りにくい言葉ですが、
自分としては
「悲しむ者は幸いである。
その人は(悲しんでいるがゆえに、他人の慰めの有り難みを心から感じることができ、心底)慰められるであろう」
という意味に解釈しています。

悲しんでない者は人の慰めに鈍いんです。
悲しんでいる者よりずっと。

今回の自分の事は、アクシデントといってもたいしたことのない部類のものであり、
喉風邪も軽症ではありましたが、それでも皆さんの有形無形の慰めに大変励まされました。
この場を借りてお礼申し上げますm(_ _)m