らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【テレビ番組】巨人の星 恋愛編 オーロラ三人娘





子供の頃から何回も再放送されており、その影響を受け子供の頃自分も熱狂的な野球ファンだった。
ただ名古屋在住だったので巨人ファンでなく中日ファンではありましたが。

この数年、神奈川テレビというローカル局で何度か再放送があり、子供の時以来視聴した。

子供の頃は専らライバルとの対決、魔球大リーグボールの特訓などに入れ込んでいたが、
大人になると少々異なる部分に興味が。それは主人公星飛雄馬の恋愛。

雄馬は昭和43年に高校を中退して巨人に入団しているから、
今現在ちょうど60歳くらいの人々の青春群像。
へえー昔はこんなだったんだと当時の風俗なども物珍しく見ていてとても面白い。

父一徹と幼い頃から親子鷹で野球に打ち込んできた飛雄馬は人並みの青春というものを知らない。
ある時「お前は血の通ってない野球ロボットだ」と言われ、
ショックを受け血の通った人間らしい生活を送ろうとする。

まず正月のテレビ特番のボーリング大会(なんと生放送!)で若手野球選手とアイドルがペアを組み、
雄馬はオーロラ三人娘というアイドルグループのセンター橘ルミと仲良くなり、
半ば強引にルミに押し切られる形でデートを重ねる。

さすがはトップアイドル。
雄馬を連れて行ったのは会員制ディスコ。今でいうクラブ。当時はゴーゴーとも言ったらしい。
曲のリズムに合わずタコ踊りのようになって尻もちをついてしまう飛雄馬。それを嘲笑するギャラリー。
恥ずかしがるルミに
「他人に笑われたって関係ない。踊りを教えてくれ」と必死の形相で手をつかむ飛雄馬
ルミ「星さん…なんだか目が怖い」
血の通った人間になろうと必死な飛雄馬にちょっと笑ってしまう。
http://www.youtube.com/watch?v=3ocbPJyrOTA

次に飛雄馬が連れて行かれたのがテレビ局(たぶん日本テレビ)。
そこでオーロラ三人娘のリハーサルを見学することになるのだが、
その時歌う曲がオーロラ三人娘を一気にメジャーに押し上げたヒット曲「クールな恋」。
どことなくザ・ピーナッツの曲に似ているような(^_^;)
冒頭のサビの部分と合いの手のシャラララが妙にツボ。
なんとカラオケにも登録されているが、上手く歌うのは思いのほか難しい。
興味ある方は下記にて視聴ください。
http://www.youtube.com/watch?v=NVktQdsO8CA&sns=em

その後スケート場やらスキー場、ドライブなど派手なデートを続ける飛雄馬とルミに
今でいう写真週刊誌みたいなゴシップ雑誌がすっぱ抜く。
大騒ぎになるものの人間らしい生活にひた走る飛雄馬には耳に入らない。
「くそ~なんであんな女に夢中になっとるんじゃい」と飛雄馬を心配し、
悶えながら頭を抱える親友伴宙太は今見るとホモにしか見えない。

しかし自分と付き合うことで夢を追いかけてきた野球がダメになってしまうと案じたルミは
雄馬と別れる決意をする。
雄馬とつきあったのは売名行為だったと汚れ役まで買って出るルミ。

偶然宮崎で再会するが飛雄馬を野球に打ち込ませようとして会おうとしない。
しかし東京から追いかけてきたゴシップ雑誌記者とのトラブルで足を捻挫してしまい、
コンサートが危ぶまれる状態に。
しかし密かに足につっかえ棒を結んで健気にステージに立つルミに飛雄馬
世界は違えどそれぞれの世界で頂点を目指す者の厳しさを知り、ルミに別れの手紙を書くのだった。

とまあこんなところなのですが、2人とも18歳くらいの設定なんですがしっかりしてるんです。
雄馬はいわゆる団塊の世代だと思うのですが、
彼らの青春時代には今とほぼ同じものが揃っていた感じですね。携帯電話とパソコン以外は。
オーロラ三人娘の持ち歌は古いけど今聴くとなんだか新鮮。