らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【テレビ番組】仮面ライダーシリーズ



これはNHKのBSで放送されたスペシャル「とことん!石森章太郎」を録画したものです。

今年で仮面ライダーシリーズは40周年を迎えるそうです。
単純に計算しても現在50歳くらいの人から見ていたことになります。

自分もど真ん中の世代です。基本的に後続シリーズ世代ですが、
初期シリーズも再放送で見てひと通り知っています。

番組によると当初企画の段階では違うスタイルのヒーローが予定されていましたが、
直前になり原作の石森章太郎氏から差し替えの申し出があったとの事。
曰わく、ヒーローはカッコいいだけではダメ。毒を持っていなくてはいけない。
それで代わりに出されたデザインが骸骨をモチーフにしたデザイン。
しかし骸骨はちょっとと企画側が難色を示し、一旦企画は頓挫。
妥協点を模索し行き着いたところが、
昆虫のバッタをモチーフにした仮面ライダーの誕生であったそうです。
そういえば仮面ライダーの容貌には骸骨の面影が少し残っているような気もしますね。

しかし仮面ライダーという名称は「仮面」と「ライダー」という無個性な名称の組合せで、
少し不思議な感じもします。
「バッタライダー」だと何か関西発信の出どころの怪しいヒーローみたいですけども(^_^;)

そして1970年前後は公害が社会問題になっており、
石森氏の発案で、風力でベルトの風車が回り変身するエコロジーのアイデアが取り入れらたとの事です。

番組では初期シリーズで主人公を演じた藤岡弘、氏、宮内洋氏が出演していましたが、
当時彼らはスーツアクターもこなしていたとの事です。
当時仮面ライダーのスーツはレザーで作られており、夏場は暑さで大変だったとか。
汗を吸うとレザーは縮んで締まり脱ぐのもひと苦労だったそうです。
またフルフェイスヘルメットも通気性の悪さからくる暑さ及び息苦しさのみならず、
視界の悪さでアクションやオートバイの運転など手探りな感じで非常に怖かったとのことでした。

ところでこの自分、仮面ライダーの話の冒頭で、酔っ払ったサラリーマンのお父さんが怪人に出くわし、
顔に泡を吹きかけられ溶かされるシーンがとても怖かった。
ウチの父もよく酔っ払って帰ってきたので、いつか怪人に出くわして溶かされるんじゃないかと思って(^_^;)
今となってはなぜ世界征服をもくろむ秘密結社の怪人が夜中住宅地をうろうろして、
酔っ払ったサラリーマンを襲うのか疑問ではあります(^_^;)

さすがに自分も平成ライダーは見てませんが、
今の主人公はスラッと細くて長身で足が長くて、きれいな男の子って感じです。
彼らを見てから往年の主人公を見ると短足が目立つというか、
ずんぐりしているというか隔世の感があります(^_^;)

あと当時憧れたのは仮面ライダーが乗っていたバイクですね。
平成始め頃のバイクブームは仮面ライダーが根源なのかも。
かくいう自分も幼い頃仮面ライダー仕様の自転車を買ってもらい、
それにまたがりながら変身ポーズを颯爽と決めている?写真が残っています。

このように親子で語れるようなヒーローが存在するっていうのは、
非常に楽しい貴重なことかもしれませんね。