らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【閑話休題】カラオケ1 歌謡曲の歌詞 the lyrics

昨日は新入社員歓迎会で二次会でカラオケに行きました。
大学生の頃は頻繁に行ったものですが社会人になってからは足が遠のき、
ここ5年くらいの歌はほとんど知らないんですよね。
昨日のカラオケもほぼ1年ぶりくらいで同部署の男女ほぼ同数で10人くらいで行ったんですが、
20~40代でそれぞれの世代ごとに思い入れのある歌があり、
あー、この人はこんな歌が好きなんだと意外な発見がありなかなか面白かったです。
最近頻繁にまずい詩も書いていますので(^_^;)、合いの手を入れながら
画面に出る歌詞を見ていましたが、捨てたもんじゃないきれいな歌詞もありますね。

冬のある日片想いしている男の子が彼女と楽しそうに出かけるのを見てしまった、
内気な女の子の心を描いた歌詞



私悲しい女の子ですか
頬で涙が雪になります
あなたが好きです



短歌俳句に興味をもつと季節を表す言葉に敏感になるのですが、

頬で涙が雪になります

って何かはかなくて美しいですね。
これは1985年の斉藤由貴さんの「白い炎」って歌だそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=E7fwbthStdI

美しい歌詞というと山下達郎さん「さよなら夏の日」とか
井上陽水さん「カナディアン アコーディアン」とか好きですね。
それから最近「二百三高地」という映画のDVDを見たのですが、
主題歌さだまさしさんの「防人の詩」の歌詞は歌謡曲では異色でしょうけども
素晴らしいですね。
歌は少しウェットすぎる気もしますが。


なお歌詞と詩って違うのかなと思ってちょっと調べたら

歌詞 the lyrics
詩 a poem

と区別されているようです。
簡単にいうと歌詞は叙情詩というニュアンスのようですね。
ちなみに
短歌 a traditional Japanese 31-syllable poem
俳句 a 17-syllable Japanese poem

という英訳になるようで何かかっこいいですね。

次ですが中年以上の年代の方に問題です。

恋する自分を何かの昆虫に例えて歌っているある楽曲があります。



少し背の高いあなたの耳に寄せたおでこ
甘い匂いに誘われたあたしは「 」

「 」に入る昆虫は何でしょう。



答えは「カブトムシ」
1999年のaikoさんの「カブトムシ」という歌です。
何かカブトムシに違和感があって、
蝶とか可憐な虫ならわかるけどと思っていましたが、
曲の解説によると
「カブトムシは昆虫では1番強いとされる存在だが甲羅1枚剥がすだけで、
柔らかくなって、脆くなり、実は寂しい昆虫では無いか。
と捉え「自分を守る為でもあるが、虚勢を張っている」
そんな恋する自分をカブトムシに例えて歌っている。」との事です。
 
どうでしょう。共鳴できましたでしょうか。
「カブトムシ」は世に出て10年以上になりますが、
20代30代の女性に根強い人気があるようです。

最後に40代の先輩が
クレイジーケンバンドの「タイガー&ドラゴン」というのを歌ったのですが、
歌詞に

「俺の話を聞け~!
5分だけでもいい
貸した金の事などどうでもいいから」
「俺の~俺の~俺の話を聞け~!2分だけでもいい」

というサビの部分で絶叫調で自分の方を向いて歌うんです(^_^;)
自分は先輩から金も借りてないし、仕事でも話ちゃんと聞いている方なんですが(^_^;)
女性にはバカウケしてました。

という感じでなかなか楽しい新歓カラオケでありました。