らんどくなんでもかんでもR

はじめまして。文学や美術、音楽、そして猫のブログをしています。 よかったら、のぞいてみてくださいね。 Nice to meet you. I write about literature, art, music, and cats.

【字余りのうた】5 混浴

種田山頭火の句に
「朝湯こんこんあふるる真ん中のわたくし」

というのがありますが、これを下呂温泉で詠めば

「朝湯とろとろあふるる真ん中のわたくし」

というところでしょうか。
下呂温泉は湯がとろとろしたアルカリ泉でして、皮膚の弱い人でも安心して入れる名泉です。
女性の方なら肌がむき玉子みたいになりますよ。


週末は家族水入らずで旅館で静かに過ごしました。
父も思いのほか元気そうでしたので安心しました。
あちらはあちらで忙しくて2年間帰省できなかったのをなにげに心配していたみたいで、
顔を見て安心したようです。





「混浴に入りしとき湯船に女人が入り来て詠む」


混浴の
湯に入(はい)り来(き)し女(ひと)
じつと見れば
我(われ)が生まれし
垂乳根の母かな



このがっかり感わかります?
自分は近視で目が非常に悪いので、
女の人が湯に入ってきたのがぼやっとしかわからなかったのですが、
よくよく目をこらしてみると我が母でした。

しかし母は母で変な男が湯に入っていて、
ちょっとイヤだなと思っていたそうです(^_^;)

まあおあいこですね。

歌のネタ拾ってきますと大見得きって詠んだ歌が、これですかとおっしゃらないでください(^_^;)


でも真面目な話も聞くことができましたので後ほど掲載いたします。